佐藤拓馬の「お勝手になさい。」

カレーライス

カレーがたまに作りたくなります。
家にいる日は、夕方にスーパーに行き、適当に食材を買って簡単料理しています。
部屋に備え付けの冷蔵庫は、入居時から、消毒薬みたいなニオイがしていて、ニオイがうつるの嫌だし、電気代がもったいないような気もするので、(パソコンやエアコンは仕事中、つけっぱなしにしていることが多いのに。エコロジーに反しますが。)冷蔵庫を全く使わない生活を、一人暮らしを始めて、ここ4年くらいしています。(笑)電子レンジも持っていない。(笑)
それで、外で仕事がない日は、スーパーに夕方現れるので、「あのあんちゃんは何をやっているんだろう。」みたいな視線を気にしつつ、(と言うほどは、みな私のことなどさほど気になっていないんだろうが。笑。もう今の部屋に住んで2年も通っているんだよって。)晩ご飯の食材を買いにいく。そとで食べてもいいんだけど、作るのが好きなんだろうか。野菜を多めにとるようにしている。

カレーの作り方ですが、結構前にテレビ番組でやっていたポイントを参考にするようになって、前よりおいしくできるようになりました。しかし、毎回少しずつ違う味です。それは、肉も野菜もまったく同じものではないからもあるけど、不思議なもんです。
私がもし「おふくろ」だったら、「おふくろ」の味のカレーはいつまでたっても作れないし、いつも同じ味を出さなければいけない「売り物」は作れない。(笑)実は飲食関係で働いていたことは結構あるんですが。。。「おふくろ」は、なんとかいけるか。「売り物」だったら、食材の仕入れをちゃんと目利きをして、いいものを安定して手に入れなければダメですね。

余談ですが、デパートの中にあった、和食チェーン店の厨房でむかしバイトしていたとき、メニューの中に「エビ天丼」のほかに「大エビ天丼」というのがあって、「エビ天丼」のより、「大エビ天丼」のほうが、エビは当然大きいんだけれど、切れ目を入れて切れない程度に伸ばし、衣もまとわせ、より大エビに仕上げる訳なんですが(笑)。ある休日、私が出した「大エビ天丼」を目にした他の客が、それにつられて「大エビ天丼」を頼むらしく、「大エビ天丼」を作りつづけた日があった。(笑)オーダーが止まらない、私の作る「大エビ天丼」を店長らも、興味深げに見ていた。形はわりと立派にみえたが、果たして味はどうだったのか?しかし、休日の家族連れの好奇心を満たしたことには変わりなかったようだ。(笑)

話がそれましたが、その番組によると、市販のルーを使う場合は、調味料はよけいなものをいれないこと。これは、ルーはバランスのとれた味を吟味して作られているから、そこへ、醤油やソースやケチャップやチョコレートとか入れると、味が飽和して、ワケが分からなくなるだけなんだと。そういうものをいれるときは、ルーの量を減らすべきだと。
水や具の分量を守ること。
タマネギは茶色になるまで良く炒めること。これは根気よく。一番時間がかかる行程だが、おいしいラーメン屋に入ったときのような、甘くて香ばしい香り、旨味のために一番大事なポイントだ。(バターと油で炒めると、よりコクが出ていいらしいが、私は冷蔵庫を使わないので、バターを常備できないので、バターはパス、笑)
種を取り除いた鷹のツメ(種が辛い)、ニンニク、甘み成分に砂糖を少量をいれると味に奥行きが出る。(私はハチミツを使う。)
舌の仕組みとして、まず「甘み」を感じると、(オイシイ感)にスイッチが入るそうだ。その後「旨味」、最後に唐辛子の「辛み」がやってくるので、味の変化が楽しい。味覚のリレーが続き、食べ飽きないのである。
あとは、ニンジンをジューサーにかけて加えるという裏技。(私は、ジューサーを持っていないので、おろし金で、手ですりおろす。すこしぷつぷつとした食感が残るが、煮れば気にならない。)この、ニンジンをすったものをいれるという技は、ルーが煮汁に溶けただけでない、マイルドさをアップさせることに大きく貢献する。
煮るときは、沸騰して、アクをとったら、「弱火にしてコトコト煮ること。」多分科学的に証明できるんでしょうけど、ぐつぐつより、優しいかんじしないですか?
ルーを溶かし入れるときは、一度火を止めて、すこし温度をさましてからいれ、また火にかけるときも弱火でとろみが出るまで煮ること。これもなめらかな仕上がりのために番組中で実験済みであった。

今日はしかし、また余計なことをして、すこししょっぱくなってしまった。炒める前の鶏肉に塩、コショウをまぶしたのだが、すこし塩の量を多くしてしまったのだ。少量であれば、肉をおいしくするために有効な方法であったが、気を抜いてしまった。汗。。それを引けば自分的には、高得点。残さず食べた。

結局、ルーを使ってカレーを作る場合は、箱に書いてあるとおりを、だまされたと思って素直に実行するという結論なんであった。これは、私の中の価値観を大きく揺るがしました。(笑)私は、この番組を見る前、このハコの説明をバカにしていたのであります。それで、いろいろ試して、自分なりのカレーを作ろうと遠回りをしていたのです。
結局それは、たいした研究でもなく、たまに作るのがただ好きという気分転換のようなもので、もちろん職業でもないので、自分のカレーを編み出すところまでにはいたっていない。しかし、これからも死ぬまで、食べるために(もちろん誰かと一緒に食べるためにも、笑)カレーは作りつづけるだろう。だったら、おいしければいいじゃん。ルーの箱の説明に従おうよ。という結論であった。(笑)灯台下暗し。。。説明書きをバカにしていたのだ。そんなの分かってるよって、なにも分かっていなかったのだ。

しかし、実家にいたころ、遊びで作って家族に食べさせていたカレーと、自分の為に食べるために作っているカレーは、ちょっと違う意味あいになっていることに今、気づいた。
「遊び」ではなくなったということだ。今もまあ「気分転換」ではあるかな。しかし、「遊び」で作っていたカレーは、おいしいときと、ちょっとはてな?っていう時の差が大きかった。今は、「平均点を高くしようとしている」、が、やや冒険精神に欠ける。しかし、今のレシピは手軽に1時間以内に、リッチなカレーが出来るので、少し賢くなったのである。さあ、どっちがいいのか。笑。
カレーの私なりの旅は、これから数十年はまだ間違いなく続くだろう。笑。

(皿も、平たいものをカレー用に100円ショップで買った。(笑)どんな皿で食べても変わらないと思って、深皿にご飯をしいた上に、カレーをかけていたのだが、なにか違う。。。
平たい皿のほうが、食ベ安い。自分の感覚になぜ正直にならなかったんだろう。笑。)
by sattak1974 | 2007-05-11 01:14
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